会報 SHORT-NEWS[2014年4月号#300 一覧]

主催:目黒区教育委員会  主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
2014年3月13日(木)12:30~15:30 中目黒住区センター
参加:46名(うち外国人23名)
講師:富樫 英子氏(ステイタス:ラッピングスタジオ主宰)

折り紙.jpg古く奈良時代より「ころもつつみ」「ひらづつみ」と言われ、室町時代以降は、風呂(当時はサウナ式)内で敷物として使い、その上で身体や足を拭った。また江戸時代には、湯殿に入る武士が家紋を付けた布に着物を包み、湯上りにその布の上で身繕いしたことから、風呂敷の名が定着したと言われる。
近年、宅配や紙袋等の流行により減少してきた風呂敷の使用も、最近のエコブームの流れと相まって、その価値が再認識されている。
実技指導では、講師の分り易い説明とスタッフの手伝いにより、フレンドシップメンバーの人達も綺麗に
包めて大喜び! 講義終盤、色々な包み方の実演の頃には、講師を囲んで和気あいあいの雰囲気。最後に色とりどりの風呂敷包みを持って、にこにこ顔の記念撮影でお開きとなった。
風呂敷包みに込められた心遣いは外国人にも伝わることと思う。講師の富樫氏にも「今回の生徒さん達は解りが早い!」と誉めていただいた。尚当講座はケーブルテレビの取材を受けて、後日放映された。

交流 江藤 甚一郎
    

主催:目黒区教育委員会 主管:NPO法人目黒ユネスコ協会

講師:木曽 功氏(日本政府代表部 特命全権大使)文化講座3-14.jpg

2014年3月14日(金)18:30~20:00 

緑が丘文化会館 参加:21名

ユネスコの中で「世界遺産」は看板事業といえよう。今回の講師はまさにその現場で活躍された方で、実際どうやって「世界遺産」が決まっていくのか、生の声を届けて下さった。昨年(2013年6月)「世界遺産」に登録された「富士山」を例にとられたので、そのことも理解の大きな助けになった。
 富士山は最初「自然遺産」としての登録が考えられたが、「自然遺産」は手つかずの自然という基準であるため「文化遺産」の登録を目指した。ちなみに日本での「自然遺産」は小笠原諸島などで、ここは飛行機の便もない地域である。 「文化遺産」にはストーリーが必要で、富士山の場合「古来よりの信仰の山」というものである。
まず、地元の熱意により日本での暫定リストに載ることから始まり、申請書を添え日本政府として推薦し、パリのユネスコに届く。「ユネスコ世界遺産委員会」が決定する前に「ICOMOS」(イコモス)という専門家集団に審査が依頼され、現地にそのメンバ?が派遣され、レポートが書かれる。その後4段階の評価が下され、富士山は三保の松原を除外すればという条件がつけられ「インスクリプション」(登録)に1段階及ばない評価だった。日本政府に戻され、検討の後、三保の松原も含めるために、「ロビーイング活動」もなされた。この「ロビーイング」というのが大変興味深く、場合によってはICOMOSの勧告を覆す力を持つが、自制しながら努めるべきだという木曽氏の意見である。
 そして、ついにプノンペンでの「世界遺産委員会」で、富士山は三保の松原も含め「世界文化遺産」として登録が決まった。最初のユネスコ提出から1年半くらい後であった。
 「世界遺産」は「OUV(outstanding universal value) 」という見地に立ち、登録される。「顕著に世界的に見て普遍的価値がある」ということであるが、価値というものはしばしば相対的なものだ。実際「世界遺産」の数の分布は地域的にアンバランスで、申請書の分厚い書類を書くにも専門家が必要で、経済的な豊かさが要求される。締めくくりに木曽氏は、単なる「世界遺産」礼賛でなく、このような問題点にも触れられた。世界遺産登録にお力を注いだ氏ならではの重い言葉に、ユネスコ会員のひとりとして本当に貴重な講座を聴けたと感じた。

広報 清水 敦子

2014年3月16日(日)12:30~14:30 五本木小学校ランチルーム

バザーB.jpg今回は2つの例外が重なった。その1は、秋(10月)開催から、冬(2月)開催に変更したこと。その2は、2月15日バザー当日9時半の中止宣言。前夜からの記録的な大雪と、東横線脱線事故のため終日不通の事態に、やむなく、中止の決断が下されたのだ。?さっそく善後策を支援委員会で協議の結果、せっかくの皆さまからの温かい支援のお気持ちを大切にしたいとのことで、3月16日に再度開催を決め、HP上に、お詫びと延期のお知らせを掲載した。
バザーA.jpg1か月後のバザー当日、早春のまばゆい快晴のもと、幸先よく大勢のお客さまが30分以上も前から校舎入り口に並び始めた。どうなることかと、内心心配していたスタッフもこのうれしい知らせに笑みがこぼれた。

会員手作りのジャム、雑貨、食器、カバン、衣類等の献品の山から、好みの物を探し出し、品定めに、時間の経つのも忘れさせるバザー特有のにぎわい。

フレンドシップメンバーや、青年会員も参加し、片言日本語と陽気な笑顔で、和やかな交流のひとときが始まった。気仙沼産の海産物販売や、しいのみ社のお菓子、ベトナム製品の支援販売なども会場に花を添えた。
売り上げは12万円余。収益は主に東日本大震災復興支援に充てられる。献品の寄付や購入、値付けや販売のボランティアなど、大勢の皆さまの優しい支援のお気持ちに、心からの感謝を申し上げる。

支援(バザー担当) 斉藤 真澄


 

2014年3月8日(土) 10:00~17:00 平塚幼稚園(祐天寺) 参加:約40名
講師:奥山 勇太郎氏 (NPO法人体験型科学教育研究所 理事)他2名

夢基金1.jpg 子どもたちの学力を育てる授業づくりのための活動と理論を学ぶ第2回目のワークショップに参加しました。
 午前は、奥山先生による「体験型の授業とは」のテーマで講演です。体験するとは五感で物事の本質に触れる気づき『すごい発見!』とコミュニケーション『みんなに知らせたい!』の感動共有のこと。そのためには、児童が面白そうだ、やってみようと内発的な動機づけが可能な「学習エンジン」を教師が設定し、生徒のエンジンがかかる仕組みが必要です。但し、以下の学びのフィールドが必要となります。3つの要件(子供がワクワクする課題設定/自己決定や試行錯誤ができるオープンな場/シンプルで深い教材)それに加え2つの環境(安心・安全/指導者のまなざし)。この実例として「光合成の劇」が紹介され、実際に、本日の参加者全員が炭素役、葉っぱ役等に扮し、指導者の指示で演じ「学習エンジン」を体験しました。
 午後は、幼稚園児が多数参加した科学教室「飛ぶものの仕組み考察とクラフト飛行機の製作」の指導のお手伝い。幼稚園児が退室後は、奥山先生によるシンプルな教材ワークショップ「折紙で数学」の演習を楽しみました。
 午前の理論編、午後の実践編と大変充実した一日でした。              

広報 山本 一雄

主催:目黒区教育委員会   主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
講師:奧山勇太郎氏(NPO法人体験型科学教育研究所理事)/ 東工大サイエンステクノ
2014年3月2日(日)13:30~15:30 目黒区立東根小学校 参加:児童・保護者30名

理数教室.jpg「空を飛びたい人いますか?人はギリシャ神話の頃から鳥のように飛ぶことにあこがれ、今では宇宙まで行ける時代となったね」との問いかけから始まり、空飛ぶもの分類ゲームをしながら、授業は打ち解けた雰囲気の中始まった。
発泡スチロールの細い短冊が配られ、ビッグマウス(開けた口の形)を作る。先生がそれを手元からするりと離すと、とても美しくクルクル回転しながら飛んで行った。今度はこの飛行体の後ろに画板をかざし追いかけた。なんと、前より長くフワフワと生き物のように飛ぶではないか。先生は、「試行錯誤し、上手く飛ぶ方法を考えてくださいね」とおっしゃる。皆で "お散歩飛行機"の始まりだ。長く飛ばそうと子ども達は一生懸命だ。先生は画板の角度や飛行体との距離で、上向きの風(上昇気流)が出来、それを利用して長く飛ばせることを教えて下さった。

クラフト飛行機も作った。バランスや翼の角度が悪いと上手く飛ばない。重りや、翼を修正して今一度飛ばしてみると、「お?!」すごい勢いで飛んで行った。「上手い投げ方は?」「風に乗せるのは?」等の質問が飛び、遠くまで飛ばす競争となった。ワークシートには、飛ぶ原理を利用したもの、生物や、銀河鉄道のようなものなどそれぞれの未来飛行機設計図が描かれた。
 最後は校庭で、ペットボトルロケットと、おもちゃのリング(アメリカ製)が10m以上遠くに飛ぶ様子を見て解散となった。小雨の中、子ども達は泥を蹴って果てしない可能性と夢を追いかけた。 

 広報 篠田 啓子

to Page Top