会報 SHORT-NEWS[2016年7月号#318 一覧]

2016619日(日)1100~1630 

会場:国立劇場 参加:81名(うち外国人39名)

主催:目黒区教育委員会  主管:NPO法人目黒ユネスコ協会

308kabuki1.JPG集合場所の目黒駅から永田町までは電車の乗り降りも静かにスムーズで、駅から劇場までもきちんと並んで歩き、"ありがとう"と言ってくださった参加者のマナーの良さに感心した。

最初の目的地「伝統芸能情報館」は国立劇場の裏手にあり、多様なパンフレットや衣装、映写室、パソコンなども設置され興味深いお勧めの場所である。

劇場内のレストランで美味しい食事をいただきながら自己紹介をした。色々な国の若い方達の参加が多く、上手な日本語での会話がはずみ交流が深まった。

その後、国立劇場主席芸能調査役の石橋健一郎氏に、詳細な資料とともに古典芸能、無形文化遺産、国立劇場の成り立ちなどのお話をしていただいた。318kabuki2.JPG

ただ残念なことに大食堂なので他の団体と一緒になり賑やかな声に阻まれ時々聞き取れず、ご講義がやりにくかっただろうと申し訳なく思った。綿密に計画を立てたつもりでも予想外のトラブルが発生することがあるという教訓を得た。

歌舞伎鑑賞教室では歌舞伎のみかたについてコミカルな説明があり、笑いの中で"あ、そうなんだ"とか"へえー"という場面があった。

歌舞伎公演「魚屋宗五郎」では、殿様に見染められて奉公に出ていた妹が無実の罪を着せられ、酷い最期を遂げたと聞いた兄の宗五郎が、禁酒を破って大酒を飲み、屋敷に乗り込んでひと暴れする。次第に酔っていく演技が見どころで外国人にも楽しめる演目であった。国際色豊かになった昨今、若い世代の人達が日本の素晴らしい文化に触れ、その魅力を知るよい機会となったことと思う。

交流  尾島 萌          

 

もったいないは世界の言葉 ― 子どものため、地球のため ー

2016612日(日) 田道ふれあい館・他

主催:エコライフめぐろ推進協会

318エコフエスタ1.jpgさて、問題です。

「人間も自然の一部にすぎない。私たちの世界は、ひどく汚染している。人間だけが安全地帯へ逃げ込めるのだろうか」とレイチェル・カーソンは農薬等による人の健康や生態系への影響について警告した。その著書名は? 

エコ検定問題の一つだ。このように参加者を啓もうする展示の他にも興味深いブースが並ぶ。リサイクルバザー、フードドライブ、古布利用、規格外の果物販売、当協会のフエアトレード等の物品販売などである。大事なことは私たち一人一人日々の中で、環境にやさしい生活を心がけることだ。出来ることから始めよう。それを考えることのできた貴重な一日となった。

答 「沈黙の春」

          広報 清水 敦子 

201661()10:00~11:15 目黒ユネスコ協会事務局にて

伊賀市立崇広中学/修学旅行生15名・引率教諭1名 目黒ユ協/宮下・斉藤副会長他3名 

出前授業:トーゴ共和国大使館 領事部広報 ジュルス氏

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三重県の中学生が今年もユネスコの勉強に当協会を訪れた。修学旅行での訪問は7回目となる。引率の先生の指示で席に着くと、狭い事務局は一気に爽やかな空気に包まれた。

宮下副会長の目黒ユ協の活動紹介から、会員も担当を説明し、中学生もそれぞれ自己紹介をして授業に入った。今年は目黒にあるトーゴ共和国大使館の出前授業だ。広報のジュルスさんは、公用語のフランス語で話し始め一同を唖然とさせた後、流暢な日本語に切り替え皆を驚かせた。これには生徒たちも緊張がほぐれて大うけ。朗らかで切れ味の良いトークでトーゴのお国柄を紹介し、平和に対する思いや教育論を話された。また持参した民族楽器を生徒に手渡し全員で歌を歌った。

その後、生徒たちが事前に準備してきた「なぜユネスコで活動しようと思ったのか? ボランティア活動で大切にしている事は? どの様な世の中を目指し実現するために具体的に何をしているのか? 活動をしていて良かった事は?」 等の質問に対し会員が答えた。

後日中学生達から沢山の感想が届いた。肌の色や言葉が違っても認め合えば世界が良くなる。読み書きが出来ない事は核兵器より恐ろしい。学校へ行ける事、勉強が出来る事に感謝して生活して行きたい。皆で歌を歌ったことが一番の思い出だ。等、書いてあった。

短い時間ではあったが、心の通じ合う交流が出来、修学旅行の良い思い出になったのではと嬉しく思った。

なお当日は引率の永井先生から書きそんじハガキと図書カードのご寄付を頂いた。 

                                 広報 篠田 啓子 

2016625~26日(土~日)沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)

主催:日本ユネスコ協会連盟・沖縄県ユネスコ協会

318okinawa.JPG目黒ユ協からの参加は相良会長を含めて6名。私にとっては10回目の全国大会参加となった。

亜熱帯気候とエメラルドグリーンの海、南国の陽気な観光地沖縄。その反面、70年前に日本国内で住民を巻き込んだ唯一の地上戦が繰り広げられた歴史を持ち、現在も米軍の基地問題など難しい課題を抱え、どのような大会になるのか、予断を許さない。

飛行機の遅れ等で、開会式には残念ながら間に合わず、特別講演からの参加となった。講師高橋哲也氏の「沖縄で平和を考える」と、続くパネルデスカッション「語り継ぐ平和」では、主に敗戦時の悲劇、集団自決等に的を絞り、狭い島の中なので、語りえない戦争の記憶を次世代に残していくことの意味について考察した。

また当時少年だったお二人の登壇者から、戦時中の実体験を伺い、集団自決の深い闇を知った。夫が妻や子供を手にかけ、自らも死んでいく。青年や大人が、手りゅう弾や、刃物、あるいは投身で、・・・。被害者が加害者になる地獄だ。さらに日本軍がいる集落では集団自決が起きたが、軍人のいないところでは自決はなかった等。休憩をはさんで、約3時間、参加者は、深い悲しみと反戦への願いを胸に刻んだ。318okinawa2.JPG

大会2日目は、沖縄の伝統文化講演、琉球舞踏、空手演武、無形遺産の組踊、未来遺産現代版組踊「きむたかのあまわり」等、歌や踊りが披露され、あでやかな伝統芸能に、拍手喝さいだった。

閉会式の挨拶で野口理事長が「いかなる紛争の解決のためでも、戦争を選んではいけない」と大会をまとめた。最後に大会運営、交流イベント、世界遺産めぐりのエクスカーションなど、沖縄県ユネスコ協会の皆さまの細やかな歓迎に心からの感謝を申し上げたい。 

副会長 斉藤 真澄

講師:秋枝シュザンヌ先生 毎週水曜日午前10:30~12:00 さくらプラザ

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今年度は、教科書でフランスの地方巡りをしています。 

シュザンヌ先生は、ヨーロッパの歴史や考古学に精通しているため、フランスの黎明期、英国やイタリアとの歴史的関係など、資料を作って解説します。特に5月?7月は、"フランスの庭"と呼ばれるロワール地方の歴史や特色を学んでいます。 ロワール渓谷は美しい自然、穏やかな気候、歴代の王や王妃の約100の古城など、興味の尽きない場所。「お城を見るだけではだめ!」と先生は力説。「なぜこの地に沢山の城があるか、どのような歴史的背景があるか、を知る事で初めて総合的な理解が得られる」と、追加の資料で深く学びます。(授業は基本的にフランス語、時々日本語)

また、ロワールの特産物のワインや魚介類、山羊のチーズなど詳しく学び、「是非本当の味を皆さんに知ってほしい!」という先生の情熱から、小さなフランス料理店の馴染みのシェフに頼んで今回は課外授業が実現しました。 318d.jpg

シェフは、ロワール川にしかいない魚(川すずき)を取り寄せ、ロワールのA.O.C.ワイン(白とロゼ)、山羊と羊のチーズ、ベルギー大使館のレセプションで作ったガトーショコラなどを用意してくださり、皆で味わうことができました。

この企画は初めてですが、こんな課外授業もまた格別楽しいものでした。フランス語を楽しく学びたい方! 是非気楽に見学にいらしてください。  

世話人 山田 峰子     

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