2017年7月15日(土)・16日(日) 仙台国際センター327-2.JPGのサムネイル画像

1947年、世界最初のユネスコ協会を誕生させた宮城県仙台市で本年度の全国大会は、開催された。大会テーマは、「発祥の地 仙台から世界へーUNESCO憲章の精神を世界にー」。これまでの民間ユネスコ運動を振り返ると共に、次世代へユネスコ憲章の理念、平和の心を伝えていく事を確認する大きな意義を持つ大会で、国内外から1000名以上の参加者が集まった。目黒ユ協からも7名が参加した。
 開会式の後は、ノーベル平和賞を受賞したラジェンドラ・クマール・パチャウリ氏(写真上)の特別講演「気候変動に挑戦する知と勇気をもつ若者を育てよう」。科学的に明らかになった気候変動の現状を理解し、早急に解決に向けて行動することが地球社会の平和を実現するための唯一の方法だと強調した。その後は、仙台ユネスコ青年部作成のプログラムで目黒ユ協の青年部の姿も映し出された。次に、宮城、福島の高校生4名がそれぞれに課題意識をもって活動してきた実践報告があり、パネルディスカッションが行われた。一日目の最後は、「青年部による仙台宣言」で民間運動を引き継いでゆく決意が述べられた。
 大会二日目は、桑山紀彦氏による講演「地球のステージ」。大画面に映し出された映像と生演奏そして語りは、感動的であった。その後は、環境・防災・文化の実践者3名によるパネルディスカッションが行われ、ここでも未来に羽ばたく若い世代へのメッセージが織り込まれていた。そして、これからの活動を見据えた「民間ユネスコ運動70周年ビジョン」(下記参照)が発表された。最後にUNESCO平和芸術家二村英仁氏のヴァイオリン演奏が行われ大会は終了となった。今後の活動への示唆に富んだ有意義な二日間であった。

理事 久富美智子


民間ユネスコ運動70周年 ビジョンとミッションと重点目標327-3.JPGのサムネイル画像

国連は世界の混迷と様々な問題の解決を目指し、2015年9月に「2030アジェンダ 持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals (以下SDGs)」を採択した。SDGsは広い視野と未来志向を特徴とし、平和なくして持続可能な社会の実現はないという基本理念のもと17分野169の活動目標を掲げている。
このSDGsを踏まえて、日本ユネスコ協会連盟理事 名取亮介さんは民間ユネスコ運動70周年の10年間の運動方針ビジョンとミッションの背景を国連の動きに関連づけて説明された。
発表されたビジョン、ミッション、重点目標は下記の通り。

広報 石塚 英子

ビジョン [指針と展望]
Peace for Tomorrow 広げよう平和の心

ミッション [使命と責務]
1 平和な世界の構築
2 持続可能な社会の推進

重点目標
1 ユネスコ理念や活動の普及による平和な社会の実現
2 持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development略称ESD)の推進
3 草の根の学びの支援による「誰も置き去りにしない」社会造り
4 未来遺産・世界遺産の保全・普及、減災教育による生き生きした地域社会の構築
5 自然災害発生後の教育支援