会報 SHORT-NEWS[2017年4月号#324 一覧]

324-1.jpg主催:目黒区教育委員会  

主管:NPO法人目黒ユネスコ協会

2017225日(土)1000~12:00  

参加 31

中小企業センター 第1集会室

(目黒区民センター内)

講師: 岡橋純子氏 

聖心女子大学 国際交流学科 准教授

岡橋先生は、2002年からパリのユネスコ本部の中にある世界遺産センターに勤められ、約10年間に亘って世界遺産の保護と発展のためにご尽力された方である。今回はこの世界遺産センターの話を中心に説明された。世界遺産センターとは、世界遺産委員会の事務局として世界遺産条約がどれだけ守られているかを、中立の立場で管理する機関だという。文化遺産と自然遺産を両方一緒に視る難しい仕事だ。環境セクターと保全セクターが対立した時のコーディネーターとしての役割の他に、広報、宣伝、保全、信頼性の確認、世界遺産基金の管理者の仕事もある。連携先は、1.ICOMOS(国際記念物遺跡会議)、IUCN(自然保護ネットワーク)、ICCROM(文化財保存修復研究国際センター)2、各国政府機関 3.外部資金提供者(国、組織、個人)4.他の国際機関 5.大学・研究機関 6.各国ユネスコ協会、市民団体 7.コンサルタント(専門家)その他 など多岐にわたる。

岡橋先生は後半、コーディネーターとしての難しさを実例をあげて話された。南インド、ハンピの都市遺跡での住民の立ち退き問題、アフガニスタン、バーミヤン・
ヴァレーの人々の強制退去など、保全と人権の課題について考えさせられたそうである。世界遺産センターの膨大な仕事は尽きないが、最後に世界遺産条約の精神を是非伝えておきたいと言われた。以下の文が世界遺産条約の精神である。

*遺産を守ることは一つの「選択」。

合意、責任と役割、実行。

*世界遺産登録はゴールではない。始まりでもない。

「通過地点」である。

*世界遺産は「行く場所」として捉えられすぎていないだろうか?世界遺産及びその周辺には、様々な価値観文化を持つ人々の暮らしがあり、遺産との関わり方も様々である。

*世界遺産で「同じ課題」を抱えている場所や人々の間での連携を。

*文化には優劣がない。

多様性の尊重、多様性と普遍性の推進。

条約の精神の補足として先生は、「訪れる人々は、ある場所に立ち、景色と自分を切り取るのではなく、その景色がどうして生まれたのか、誰がそれを守ってきたのか。今ではどうなのか考えてみましょう」という重要なメッセージを下さった。      

広報 山田 峰子

実施期間平成29118日~25

主催:NPO法人目黒ユネスコ協会 共催:公社)日本ユネスコ協会連盟

後援:目黒区・目黒区教育委員会・MIFA

皆さま、お忙しい中を書きそんじハガキの回収にご尽力いただきまして大変有難うございました。回収しましたハガキ等をボランティアで整理し、五本木郵便局に持ち込み確認して頂きましたところ、合計5,754枚ありました。そのほか、未使用切手や各種カードもあり、多大の成果を上げることができました。これらを切手に替えるなどして現金化し、日本ユネスコ協会連盟を通じて、アフガニスタン、カンボジア、ラオスなどの世界寺子屋運動の学習センターの建設・運営の支援のために寄付する予定です。なお、100枚以上のハガキを回収して頂いた次の学校に対しましては、日ユ協連松田会長からの感謝状を贈り、ご協力への感謝の気持ちを伝えました。小学校(五本木小学校、不動小学校、鷹番小学校、宮前小学校、東山小学校、大岡山小学校、中根小学校)中学校(第八中学校、目黒中央中学校)。以上、誠に簡単ではございますが、ご報告を申し上げますとともに、回収にご協力いただきました全ての皆様に重ねて心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。     

支援委員会 爲季 繁

【今年の成果】 

学校関係 3.090枚 

区役所及び区施設等 1.839枚

一般・目黒ユ協会員  825枚          計5.754枚

324-2.JPG主催:目黒区教育委員会 主管:目黒ユネスコ協会

201734()1000~1200  

青少年プラザ 第2レクホール  参加 21

講師: 岩崎有一氏 ジャーナリスト・大学講師

初訪問後20年来、アフリカは、距離的だけでなく遠い地になってしまっているとずっと考え続けてきたのでそれをお伝えしたいと語られた。本来はアフリカの各論を詳細に話したいが、今回は鳥瞰するスタイルで進められるとのこと。

1.アフリカの首都はどこ? 55カ国の地域なのに、一くくりにアフリカとして扱われる。テレビ番組、活字の影響。

2.アフリカは危ないんでしょ? 25カ国訪問したが、怖い思い・困ったこと皆無。

3.紛争ってあるじゃない 退避勧告が出されているのは、リビヤ、南スーダン等4カ国のみ。

4.あんまり暑いのはチョット 30度超えるところ少ない。日本の初夏位。

5.槍を持った人に襲われないの? 実際探すのも困難。裸に近い生活をしている人を見るのも極めて難しい。

6.ライオンはいるでしょ? 北海道でヒグマに会う確率より低い。アフリカ住民でも、大型野生動物を見るケース少ない。

7.猿や毛虫を食べるのはチョット 日本人がイナゴを食べるように、西アフリカで毛虫を乾燥させて食べる程度。

8.アフリカの言葉を話せないからコミュニケーション難しそう 2?3千の言葉があるが、公用語は旧宗主国の言葉(英、仏)。

9.貧しいところが多いんですね 一人・1日・1ドルの質素な生活だが、困っていることもないし、学校にも行けている。

 質疑応答では、(1)中国の関与について/中国製の日常品なしにアフリカの生活は成り立たない。(2)スマホ等の普及は/携帯を持っていない人はほとんどいない。ショートメールのやりとり多い。 

最後に、アフリカの魅力は、「現地人の穏やかな人柄・アフリカの多様さ」と「あなたの問題は、私の問題として、どこへ行っても必ず誰かが助けてくれること」であると締めくくられた。                       

研修委員長 山本 一雄

主催:目黒区教育委員会        324-6.jpg

主管:NPO法人目黒ユネスコ協会

201735() 1400~1600 

鷹番住区センター  参加:27

講師:藤枝俊宣氏 早稲田大学 高等研究所 講師 

   アシスタント7(早稲田大学 武岡研究室)

今回のテーマは、1mmの10億分の1という極薄の「ナノシート」だ。実際に触れ、その特性と可能性を子供たちに体現してもらう。まずはその薄さと、しなやかさにびっくり。何しろ1円玉を25?30個ものせられるのだ。ナノシートの材料は昆布(アルギン酸)、甲殻類(キトサン)、穀類(ポリ乳酸)などの天然由来。324-7.jpg最先端医療での活用が有名だが、他にも様々な特性が紹介される。電気を通し、印刷したり肌に貼ったりできるので、ウェアラブル端末(皮膚に貼る電子回路)の実用化がすすめられているという。シートに印刷したQRコードを読み取ってのネット動画配信では、子供たちが大喜び。これからも様々な分野での応用が期待されている。 

現代の科学は、1つの専門分野に留まらず、いろいろな技術を取り入れて新たなものを生み出す、複合型の"異分野融合研究"が主流になっているとのこと。講師の藤枝(ふじえ)先生は「Aだけでもすごいが、Bと合わせてみたら、こんなことも、あんなこともできる、という発見の喜びを子供たちに体験してほしい」と語られた。

低学年の子供たちも多いなか、指導する学生側も苦労していたのでは?と尋ねると、「人に教える難しさを学ぶのに絶好の機会です」なるほど、こういう方々が理数教室を支えているのだ、と実感させられた。

広報 林 多香子

講師:クスワン先生

会場:中央町社会教育館(さくらプラザ)

毎週水曜1900~2030

インドネシア語を始めてみよう、または興味があって勉強し、観光や仕事に役立ててみたいなと考えている皆さん、中央町社会教育館(通称さくらプラザ)で楽しく勉強していますので、参加を歓迎します。また、試しに見てみたい、様子を知りたい、インドネシア語の語感を体験したい方も大歓迎です。324-8.JPGのサムネイル画像

インドネシアは広大な多数の島で構成されるアジアの大国です。(東西の国土の距離はアメリカ大陸と同じ幅です)人口も2.6億人で平均年齢も若い国です。

言葉はインドネシア語(BAHASA INDONESIA)といいます。発音は見てのままのバハサ インドネシアで読みやすく比較的簡単です。また、アルファベット表記で、アジアの、世界のどの言語(マレー語がインドネシア語の親戚語でかなりの共通部分があります)よりも、初歩・入門は入りやすく簡単です。

ご存知の通り、バリ、ボロブドールなど観光地も多く、焼き飯(ナシ ゴレン)、焼き鳥(サテ)など美味しいものが沢山あり、目黒でもインドネシア料理店はよく見かけます。

クスワン先生は男性、日本留学組で、政府・民間関係の両国間イベント、研修などの通訳、翻訳もできる優しい人です。次回の春講座は連休明けの5月10日(水)からです。参加希望の方は事務局までお問い合わせください。

世話人:雑賀(さいが)成元

324-4.jpg3月16日、17名のFMは、太鼓の里"響和館"での和太鼓ワークショップに参加した。盆踊りやお祭りで和太鼓の心に響く音を聞いたことはあっても、日本人でも和太鼓を打ったことのある人は多くはないと思う。

324-3.jpgFMの日本語での自己紹介からはじまった。和太鼓は全て天然の材料を使い手仕事で造られた伝統手工芸品であることや、"ばち"について、青年和太鼓演奏家 金刺敬大さんの日本語の説明に、一生懸命に耳を傾けるFMの目は真剣だった。続いて、太鼓を打つ為の準備運動をし、いよいよばちを持ち和太鼓打ちに挑戦した。始めは自信のないような音でしか打てなかったのに、暫くすると金刺先生の掛け声に合わせ9台の長胴太鼓からは仲間と心を合わせて打つ大きく心地よい音がスタジオに響き始めた。90分のワークショップはあっという間に終わってしまったが、FMには日本語教室では見られないような笑顔が溢れていた。終了後には、和太鼓演奏に興味を持ち"もつと勉強したい"と先生に尋ねるFMもいた。これからも、FMに日本文化を愉しんでもらいたいと思う。

日本語教室 加藤光子

「グァッシュ(不透明水彩絵具)を使って自由に絵を描こう」

29~316) 講師:松田幸三氏 京都造形芸術大学非常勤講師・画家

324-10.JPG初日には、7本の絵の具(2・青2・黄2・白)と、パレット、筆、紙の画材を配布していただき、絵の具のこと、色彩のことの説明。この7本ですべての色を作ることができるので画材屋で沢山の絵の具を買う必要はないというお話しから、早速実習。絵の具をまぜて思った色を出し、太い筆で大胆に線を描いてみることからはじめました。色作りには、思わぬ発見があり、まさに目からウロコ、の気分で面白かったです。その後、日本やアメリカの人気現代絵画作家のコピーをいただき、その説明と、実習は模写をしてみました。物をただ綺麗に写実的にかくことでなく、自由に、大胆に描くこと、それが現代の絵の真髄であると言うことをお聞きしながら、皆さん、子供のように楽しく取組んでいました。

    会員 尾島 萌

「製本パート3 基本制作と御朱印帳を作ろう」

2月10日(金)~3月17日(金)講師:岡野暢夫氏 製本工房リーブル代表324-9.JPG

オリエンテーションでは、望月副会長がユネスコの目的と目黒ユネスコ協会のあゆみについて、パワーポイントを使ってお話された。続いて、講師の岡野先生から自己紹介を兼ねて、「製本」の仕事の様子を映像で見せていただいた。古い本の修復に熱い思いを抱いている姿を拝見した。

朱印帳、文庫本のハードカバー、絵本製本、平とじ製本、和本の5種類の作品づくりに取り組んだ。 紙の揃え方、物差し、刷毛の使い方など基本的なことも教えていただき、全員が大満足。もっと作ってみたいとの声も多かった。

理事 久富 美智子

                       

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