会報 SHORT-NEWS[2017年6月号#325 一覧]

2017422日(土)1330~1530 目黒区総合庁舎1F レストラン

 出席:正会員138 名 (含委任状) 

325-1.JPG定刻 井上奈奈さんの司会で開会。 初めに熊本地震、東日本大震災犠牲者及び物故会員へ黙祷を捧げ、 次いで相良会長は挨拶に立ち、各位へ日頃の協力への謝辞と昨今の混沌とした世界情勢を鑑み、目黒ユネスコ協会は今後も平和を望む一層の活動を続けていくと所信を述べた。目黒区長青木英二氏、区教育長尾崎富雄氏、都議会議員鈴木隆道氏・栗山芳士氏 区議会議長田島けんじ氏から祝辞を頂いた後、相良会長を議長に選出し議事に入った。             

【審議事項】 平成28年度の事業が各部門(研修、交流、青少年対象、日本語教育支援、支援、芸術文化、広報)担当により報告され、協会運営に関しては事務局長説明。 決算報告(案)及び監査報告更に今年度の事業計画(案)・予算(案)の発表と続き、それぞれ審議の結果すべての議題が満場一致で承認された。

 本年は役員任期満了のため改選を要し規定の手続きをもって新役員の提示承認。新理事互選により相良憲昭会長を初めとする役員(別掲)を選出し総会はこれを承認し議事は15時に終了した。

最後に青年たちが若い活力を感じる簡潔な清々しい活動報告で総会を締め括ってくれた。   

広報 清水 嘉男

【名誉会長】 加藤玲子325-2.JPG

【顧問】 青木英二・笹岡太一・二ノ宮啓吉

【理事総数27名】

会長:相良憲昭

副会長:宮下晶子・望月 昇・加藤光子

事務局長:斉藤真澄、次長:林 多香子(総務)・久富美智子(財務)

理事:秋枝シュザンヌ、井上奈奈、今井正行、入江陸太朗、江藤甚一郎

大前眞理子、柿崎安里、梶谷恵子、小村恵子、木村万里

斎藤 孝、篠田啓子、鈴木純夫、爲季 繁、新多広江、橋本武子

濱岡位久子、幡野 豊、山田峰子、山本一雄

【監事総数2名】 芦田順子・岡田幸子

【来賓】                    (敬称略)

・青木英二 目黒区長 ・鈴木 勝 副区長

・尾?富雄 教育長 ・野口 晃 教育次長

・上田広美 文化・スポーツ部長

・濱下正樹 交流課長 ・馬場和昭 生涯学習課長

・飯沢健二 緑が丘文化会館館長

・石丸靖治 目黒区小学校校長会会長

・石綿 晃 (公財)目黒区国際交流協会事務局長

・衆議院議員/若宮けんじ(代理出席)

・東京都議会議員/鈴木隆道・栗山芳士

・目黒区議会議長/田島けんじ ・区議会議員/青木早苗

・飯島和代・飯田倫子・今井れい子・小野瀬康裕・鴨志田リエ

・河野陽子・小林かなこ・鈴木まさし・西村ちほ・宮澤宏行

各委員会紹介

事業名

委員長

事業名

委員長

研修委員会

山本 一雄

支援委員会

加藤 光子

交流委員会

濱岡 位久子

芸術文化委員会

鈴木 純夫

青少年委員会

宮下 晶子

広報委員会

林 多香子

日本語教育委員会

大前 眞理子

世界遺産検定マイスター 世界遺産アカデミー認定講師

目黒ユネスコ協会会員 雲野 右子 (うんの ゆうこ)

325-3.JPGのサムネイル画像2013年オバマ大統領が、ゴレ島を訪れ『Door of no return(二度と戻れない断絶の扉)の前に佇む姿が世界に配信された。黒人奴隷が船へと向かう最後の扉から 海の彼方を見つめるアフリカ系米国人大統領の姿は、言葉以上に発信力を持つ光景であった。

1978年、初めて登録された世界遺産は12件。そのひとつが、奴隷貿易の拠点となったゴレ島だ。西アフリカ、サハラ砂漠西南端に位置するセネガル共和国、首都ダカールは、自動車レース・パリダカの終着点として知られる。その沖合3kmにあるゴレ島で、1815年に奴隷制度が廃止されるまで三角貿易が行われていた。ヨーロッパ諸国はアフリカに武器(銃により奴隷が集められた)や綿製品を売り、アフリカから奴隷を買う。その奴隷をアメリカ大陸に売ることでヨーロッパ諸国は砂糖やコーヒー綿花を入手した。蓄積された利益は、一部、産業革命の資本となったとも伝えられ、今の我々の暮らす社会形成へとつながっている。 数千万ともいわれる人々が商品として送り出された島。今も残る一時収容施設では2.6m四方の空間に20人が詰め込まれ、出航後も劣悪な船倉で2割の尊い命が失われたという。人権問題は現代にも連綿と続いている。

『ゴレ島』を始め、人種隔離政策に関係する南アフリカの『ロベン島』、『アウシュヴィッツ・ビルケナウーナチス・ドイツの強制絶滅収容所』、『広島平和記念碑(原爆ドーム)』などの世界遺産は負の遺産と呼ばれる。人類が起こした過ちを記憶にとどめ教訓とするための遺産である。

 世界遺産の真の姿に触れるには、背景を知り、歴史を知り、その地にいた人々の営みに心を寄せ、見えないつながりを俯瞰すること、地理的、時間的側面をこえ複眼的に捉えることが重要である。学びにより扉は次々と開かれていく。自分とは関係ないと思っていたことでさえ、ぐっと身近に迫ってくる。異文化理解への一助になるのではないだろうか。

※写真:セネガル共和国大使館提供

NPO法人世界遺産アカデミーの検定は、4級からマイスター試験まであり、成績優秀者には文部科学大臣賞が授与される文科省後援事業である。試験を受けずともテキストを眺めるだけで『世界の多様さ』を感じることができる。

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