会報 SHORT-NEWS[2017年7月号#326 一覧]

326_01.jpg主催:目黒区教育委員会   
主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
  2017年6月23日(金)8:30~18:30 
  参加79名(うち外国人24名)

今年度の「国際交流ひろば」は、2014年、世界遺産に登録された富岡製糸場の見学と二百十数年前から高崎市(旧豊岡村)で作られている高崎だるまの絵付け体験を実施した。
チラシや区報でのお知らせで、外国人、日本人合わせて160名もの応募があった。抽選で当選した方が、『私は、一年間の幸運を全部使ってしまったのですね』と喜びを語っていた。
富岡製糸場までは、約2時間半。バスの中は、自己紹介やゲームや歌、同席の人とのおしゃべりで和やかな雰囲気に包まれていた。製糸場内では、国宝や重要文化財でもある建物の数々をガイドの案内で見学した。『テレビ等でも観ていたが、実際に見学して歴史の重さを実感した』『維新後の日本経済を支えた背景が理解できた』との感想と共にもっとゆっくりと見たかったとの声も頻り。

326_02.JPGホテルでの昼食後は、高崎市に行き、工房でだるまに髭と目を描き入れた。初体験の人も多く、願いを込めて真剣に絵筆を動かした。また、たくさんのだるまが奉納されている少林山達磨寺が近くにあるので拝観した。本堂までの『階段はきつかったが、登りきって清々しい思いがした』と笑顔。

目黒区教育委員会から委託されて、毎年、計画されている「国際交流ひろば」は、今年で30年目を迎えた。日本文化の紹介と人々との心の交流をテーマとして、歌舞伎、能、狂言等の鑑賞や相撲観戦をはじめ様々な体験、見学のプログラムが織り込まれてきた。
今回も『忘れない一日です』(中国の人)、『People were friendly and the places were very interesting』(ルーマニアの人)等々の感想が多数寄せられている。
 大勢の皆様のご協力のお陰で無事にツアーを終えることができ、感謝している。


交流 久富 美智子

326_03.JPG2017年6月24日(土)13:30~
新宿区立男女共同参画推進センター
主催:新宿ユネスコ協会
講師:加藤玲子氏 目黒ユ協名誉会長
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 顧問
(日ユ協連副会長を今年6月の総会で退任)

講師の加藤玲子氏は、加藤いさ子元会長との母娘2代に亘るユネスコの平和活動の軌跡について、深い想いを込めて話された。いさ子氏は幼い一時期、両親と離れて暮らすという境遇から、岡山市郊外の同和地区の子どもたちへの奉仕活動を原点として、戦後は地域での母の会や、PTAの普及、そして、ユネスコ運動など、ボランティア活動に生涯を捧げられた。 その志を受け継いだ玲子氏は、自宅を開放してのバザーや、中国残留孤児のための支援活動、外国人のための日本語教室等、目黒区との協働により、活動の幅を広げ、また都ユ連会長や日ユ協連副会長の重責を果たし、今日の発展に寄与された。後半は、民間ユネスコ運動の発祥およびユネスコ運動70周年を期してのビジョンについて語られ、閉会となった。

ご健勝と益々のご活躍を願う。     

事務局長 斉藤 真澄

326_04.JPG目黒区では毎年8月に、区内の小、中学校の生徒を「平和の特派員」として広島に派遣している。そこでは平和式典に参加して、資料館の見学や、被爆者のお話を聞き、原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さを学び、又、原爆の子の像に千羽鶴を捧げて子供たちに平和の心を育てる事業をしている。目黒ユネスコ協会も毎年区にお願いして、会員や日本語教室の外国の方たちに折っていただいた千羽鶴に平和のメッセージを添えて広島に届けていただいている。

目黒ユネスコ協会は民間ユネスコ活動を推進するために昭和29年に誕生した。そこには目黒の著名な美術家達が深く関わっていた。「美術で平和に貢献」という命題のもと、美術展、美術教室、等々に力を注いだ。中でも「広島平和の鐘」を作られた香取正彦先生(鋳金で人間国宝)の存在は大きかったと思う。二度と戦争がおこらぬよう祈願して作られた広島と同じ鐘が先生より区に寄贈され「目黒平和の鐘」として区民センターの中庭に置かれている。 毎年、8月6日の区の平和祈念のつどいのあと、正午から「目黒平和の鐘」の音が響きわたる。平和を願うユネスコの皆さま、8月6日に鐘を打って先人の思いを今一度かみしめてはいかがでしょう。

目黒ユネスコ協会 副会長 望月 昇


【付記】

・平和祈念のつどい/献花式8月6日9:30~区民センターホール

・平和の鐘の打鐘8月6日正午~区民センター公園内鐘楼

※この催しは、昭和60年に目黒区が「平和都市宣言」を行ったことをきっかけに、戦争犠牲者の追悼および恒久平和を願って毎年開催。

※大勢の皆様の参加をお待ちしております。

326_05.JPGのサムネイル画像326_06.JPGのサムネイル画像

目黒ユネスコ日本語教室では、今学期も160名40ヵ国を超える学習者が熱心に勉強しています。入門クラスから始め、コツコツと3・4年通って中級を卒業する人、中級や漢字クラスに何年も通い続ける人、途切れ途切れに思い出したようにまた来てくれる人など、心に残る学習者がたくさんいます。 この教室の特色は何といっても、学習者の国籍が多様なことでしょう。今期朝コースAクラス(入門クラス)を見ても、登録15名の国籍は14ヵ国で、中米、北米、豪州、アフリカ、欧州、中東、アジアと世界中の国々から集まっています。その国籍も年齢もバラバラの人たちが一つ教室で一緒に、初めて日本語を勉強するのですから、教える方は大変です。皆の集中力を維持しながら、楽しく勉強してもらうには、写真を使ったりクイズをしたり、工夫が必要です。質問しても、自信なさげに小さな声で答える人が多いのですが、二人一組に分かれての会話練習になると、とたんに皆元気になり、大きな声で、ちゃんと日本語で会話しています。皆の前では声が小さくなってしまうのは、日本人だけではないようです。

326_07.JPG休憩時間には賑やかに英語が飛び交います。「〇〇のタコスは本場ものだ。おいしいよ。」「腰痛には△△がよく効くらしい。」など楽しそうに情報交換をしています。クラスが終わると連れだってランチに行く人もいます。バックグラウンドは違っても、異国で暮らす不安や悩みは共通のものがあるのでしょう、クラスメートとは、皆すぐに打ち解け仲良くなります。

日本語教室では日本語を教え、日本文化を知ってもらうだけではなく、様々な国の人たちが親しくなり、お互いの文化を理解し合うことも目指しています。そこから平和への一歩が始まると思うからです。私たちスタッフは、少しでもそのお手伝いができたらと願っています。 

日本語教育担当 大前 真理子

上野南中学校 (初) 2017 年6月8日(木)10:00~11:30 中学生 16 名 引率教諭 2 名

崇広中学校(8 回目) 2017 年6月 14 日(水)10:00~11:30 中学生 18 名 引率教諭 1 名

出前授業: 松尾俊吾・三浦萌(青年会員)目黒ユ協/相良会長他 5 名

326_08.JPG白の夏制服が眩しい中学生達が、事務局内を満席にした。上野南中学は初めてだが、崇広中学は今回で8回目となる。学習目的は、『ユネスコ活動を知ることで広く世の中に目を向け、グローバルな視点で世界を見るきっかけにしたい』というものだ。 今回は、東北支援活動を続けている松尾君、昨年タイに留学していた三浦さん、二人の青年会員による出前授業だ。パネル映像でユネスコの説明が進められ、崇広中学の時は相良会長も参加し、「美しい世界遺産だけでなく、広島のような負の遺産も忘れないで欲しい」と述べた。ワークショップでは中学生達は活発に意見を交わし、準備して来たユネスコへの質問(入会理由、参加の目的、価値感等)に対し、松尾君は、「君たちと同じ中三の時、東北震災を目にしたことが後のユネスコ入会のきっかけとなった」と答えた。 「今自分に出来ることは」に対しては、宮下副会長が"書きそんじハガキ"の効用を話すと、帰り際、テレフォンカードを寄付した上野南中学の生徒がいた。社会貢献に関心を持ち、前向きな青年達の訪れであった。 

                       広報 篠田 啓子

写真上:上野南中学、下:崇広中学

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三重県伊賀市から二校の中学校を受け入れ、我々青年会員が出前授業を行い、主に"価値観"をテーマとしてユネスコの活動を伝えました。ひとりひとりが集中して耳を傾け、積極的に質問して頂いたのが印象深いです。 実際に伝える側に立つことで改めてユネスコ活動を見直すことが出来、自身も成長することが出来ました。ただ知識を溜めこむのではなく、常に人に"発信"していくこと。これは自身の成長と共に「相互理解」の第一歩にも繋がる大切なことではないかと思います。 青年一同、今後も積極的に活動を行いつつ、正会員の皆様にも活動を発信させていただければと思います。      

 青年会員 松尾 俊吾

私は今回、ワークショップの担当だった。ユネスコの精神である平和の砦を築くことの意味を身近に感じてもらおうと、「価値観ランキング」というワークショップを行なった。このワークでは、人によって価値観が異なることを認識することの大切さや、話し合いの難しさなどを通して、国同士での平和を作るのも同じだということを学んでもらった。両日とも三重県からの修学旅行生だったが、ランキングは全く異なる結果で驚いた。また、出前授業の後に、質問をしに来てくれた生徒もいて、少しでも興味を持ってもらえたことが嬉しかった。生徒からの質問は、今までの活動を振り返るような内容が多く、自分にとって目黒ユ協がどのような存在なのか考えるきっかけとなった。今回の授業を通して、ユネスコを知らない人に、平和の精神や活動を伝えることの楽しさや、大切さを知った。これからの青年の活動にも、活かしていきたいと思う。       

青年会員 三浦 萌

2017年 6月18日(日) 田道ふれあい館

主催:エコライフめぐろ推進協会 参加協力:目黒ユ協

326_10.JPG環境問題を考えるきっかけとなるよう催された。リメイクやリユース品の販売の他、夏の省エネ、家庭ゴミの減量等々、楽しく学べるようクイズも用意され、景品はエコライフに役立つものだった。当協会のブースは物品販売の他スタンプラリーポイントの1つとなった。青年会員に交じり地元の高校生たちがボランティアとして参加し、なかなかの賑わいを呈していた。          

広報 清水 敦子

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