2月3日、目黒ユネスコ協会青年会員(16-34歳)は、地域社会に著しく貢献したとして、目黒区教育委員会から表彰を受けました。私たちは、高校生、大学生、そして社会人と、幅広いメンバーで活動しております。東日本大震災以降、被災地のために何が出来るのかを常に考えて、行動してきました。募金活動も定期的に行い、昨年末は目黒ユ協の年少会員コスモス(合唱グループ)や、五本木小学校の児童も、一緒に募金を行い、多くの方々が協力して下さいました。
その中でも高校生たちは、震災後すぐに外国の方からの応援メッセージを集め、みんなで協力しながら翻訳をし、気仙沼に届けました。被災地のために何かしたいと思いながら、なかなか勇気がでない若者が多い中、高校生たちの行動力に私たちはいつも励まされています。
1月末には「本の楽しさを共有し、笑顔の連鎖を作りたい」というコンセプトを掲げ、絵本や紙芝居にメッセージを添えて、気仙沼の図書館に届けました。子供たちに手作りの本を贈る案が出た時に、高校生たちは、手作りの本では却って被災地の方の負担にならないだろうか、もしかしたら自分たちの自己満足になってしまうのではないかと考えて、その案に反対しました。被災者の子供たちが「地震があったことで、可哀そうだとか同情されたくない」と言っていたことを思い出したとのことです。被災地の皆さんの気持ちを第一に考えた高校生の思いやりに、私たちは大きな感動を覚えました。
月日が経つにつれて、震災に関する報道は減る一方ですが、私たちは「忘れないことが一番の支援である」という信念のもとに、長期にわたって活動してきました。その活動が目黒区教育委員会の方々に評価されたことを、とても嬉しく思っています。今回の受賞を機に、平和を願うユネスコの精神をもって、これからも被災地支援を続けていきたいと思います。私たち目黒ユ協青年会員は、沢山の会員や関係者の方々に支えられて、ここまで続けることができました。これからもメンバー一同頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いいたします。
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