大会は石巻市雄勝町の「伊達の黒船太鼓」の力強い演奏で始まった。続いて司会の開会宣言、被災者への黙とう。松田日ユ協連会長、相良都ユ連・目黒ユ協会長の主催者挨拶後、外務省・文部科学省の来賓祝辞、松浦前ユネスコ事務局長、中国・韓国からの来賓や、青木区長、小笠原教育長のご紹介と、目黒区を代表して青木区長の歓迎の言葉が続き、式典は終了した。
基調講演は松田会長による「次世代に引き継ぐ魅力あるユネスコ活動の展開に向けて」で、今大会のテーマを熱く語られた。
報告「ありがとう。そして、これからの絆へ」では、日ユ協連の東日本大震災子ども支援募金事業のユネスコ協会就学支援奨学生や保護者の発表があり、会場から温かな応援の拍手が送られた。続く目黒ユ協青年会員による「メッセージ/被災地支援を経験して」は、街頭募金の様子をユーモア溢れる寸劇にし、好評だった。
パネルディスカッション「震災支援からの学びを明日へつなげるために」。支援の今後について、真摯な話し合いの場となった。
1日目最後は、「花は咲く:明日へー未来を背負う子どもたちと一緒に歌いましょう」。目黒ユ協の青年、年少会員コスモス、フレンドシップメンバー(アルバニア大使夫人・赤ちゃんを抱いたトルコ人夫妻・インドネシア青年・他)、気仙沼から駆け付けてくれた水梨小学校・区立五本木小学校の児童と先生、都ユ連子どもキャンプ参加の青年たち、演奏者、他総勢80余名が舞台いっぱいに広がって、被災地応援歌「花は咲く」を大合唱会場の心を一つにつなげ、深い感動に涙ぐむ人たちもいらしたと聞く。
18時からのレセプションは収容定員の関係で小ホールとホワイエの2か所での開催となり、また大勢の若い人たちの参加を期待して、料金も通常の半額(アルコールなし・立食)とした。小ホールでは軽音楽の演奏もあり、世代を超えた交流で盛り上がった。
大会2日目は朝から台風による大雨で開催続行が危ぶまれたが、千玄室氏UNESCO親善大使の特別講演、来年開催の北海道知床ユネスコ協会のお誘い、チャリティ抽選会と、予定のプログラムを盛況の中、終了出来た。
目黒区、同教育委員会、区芸術文化振興財団、エコライフめぐろ推進協会、他たくさんの関係団体の皆さま、都ユ連、目黒ユ協のボランティアスタッフ、司会、陰マイク、舞台裏方、受付、会場案内、協賛募集、レセプションなど、スポットライトの当たらない縁の下で、大会をしっかり支えてくださった、すべての方々に心からの感謝を申し上げる。この大会の豊かな実りが、今後のユネスコ活動の糧となることを願う。
事務局長 斉藤真澄
付記:基調講演、特別講演他については、日ユ協連のHPをご参照ください。
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