主催:目黒区教育委員会 主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
講師:奧山勇太郎氏(NPO法人体験型科学教育研究所理事)/ 東工大サイエンステクノ
2014年3月2日(日)13:30~15:30 目黒区立東根小学校 参加:児童・保護者30名
「空を飛びたい人いますか?人はギリシャ神話の頃から鳥のように飛ぶことにあこがれ、今では宇宙まで行ける時代となったね」との問いかけから始まり、空飛ぶもの分類ゲームをしながら、授業は打ち解けた雰囲気の中始まった。
発泡スチロールの細い短冊が配られ、ビッグマウス(開けた口の形)を作る。先生がそれを手元からするりと離すと、とても美しくクルクル回転しながら飛んで行った。今度はこの飛行体の後ろに画板をかざし追いかけた。なんと、前より長くフワフワと生き物のように飛ぶではないか。先生は、「試行錯誤し、上手く飛ぶ方法を考えてくださいね」とおっしゃる。皆で "お散歩飛行機"の始まりだ。長く飛ばそうと子ども達は一生懸命だ。先生は画板の角度や飛行体との距離で、上向きの風(上昇気流)が出来、それを利用して長く飛ばせることを教えて下さった。
クラフト飛行機も作った。バランスや翼の角度が悪いと上手く飛ばない。重りや、翼を修正して今一度飛ばしてみると、「お?!」すごい勢いで飛んで行った。「上手い投げ方は?」「風に乗せるのは?」等の質問が飛び、遠くまで飛ばす競争となった。ワークシートには、飛ぶ原理を利用したもの、生物や、銀河鉄道のようなものなどそれぞれの未来飛行機設計図が描かれた。
最後は校庭で、ペットボトルロケットと、おもちゃのリング(アメリカ製)が10m以上遠くに飛ぶ様子を見て解散となった。小雨の中、子ども達は泥を蹴って果てしない可能性と夢を追いかけた。
広報 篠田 啓子
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