青年6月号.jpg東日本大震災から三年。被災地の小学校の卒業式に出席させていただくとともに、東北の「今」を知るべく私たちは宮城県気仙沼市を訪れた。限られた時間の中で多くの体験をさせていただけたことをとても有り難く思う。

この二日間で私自身が感じた数え切れない程の事柄のうち、特筆しておきたいことが二つある。

一つは、この震災を他人事だと思わないでほしい、ということである。今回気仙沼市で出会った方々は必ず「東京も気をつけてね」という言葉を口にされていた。東京にも必ず大地震は来ると言われている。東日本大震災での経験や浮き彫りになった問題点をこれからに活かすことで防ぐことのできるものが沢山でてくるのではないだろうか。そのためにも自分から「この震災のことを知ろう」という姿勢を持つことが重要なのだと感じた。

もう一つは、被災地のことを忘れないでほしい、ということだ。気仙沼市の教育委員会を訪れた際に、教育委員長の方が「遊びにくる感覚で被災地に来てもらえるだけでも子供達は本当に喜ぶ」というお話をされていた。震災から時間が経つにつれ、人々の被災地に対する意識が薄れつつあることは否めないのが現状である。目黒ユネスコ協会という、自分の力で行動を起こしやすい環境にいる私たちから動き出すこと。これがこの先非常に大切になってくると思う。

最後に、今回この訪問を企画、支援してくださった方々に御礼を申し上げたい。

青年会員 前田 明里



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