2014年5月22日(木)10:00~11:20 出前授業:青年会員/柿崎安里・冨澤明久
参加:伊賀市立崇広中学/修学旅行生10名・引率教諭1名・目黒ユ協/宮下副会長他6名今回で5度目の崇広中学生の来訪である。「人に出会い、その人の生き方に学ぶ」という修学旅行における聞き取り学習(人権総合学習)として、たくさんの訪問先リストの中から当協会を選んでくださったことに、毎回感動を覚える。事前に先生との打ち合わせ(2月)や、FAXでの生徒からの質問事項のやりとりなどがあった。
いよいよ当日、元気いっぱいの中学生が時間通りに無事到着。宮下副会長やスタッフの歓迎の挨拶や自己紹介後、青年たちによる出前授業がはじまった。最初に柿崎さんは自身が行っているフィリピン支援活動の事例から、ストリートチルドレンの悲惨な現状報告(貧困のサイクル、貧しい層はいつまでも貧しさから抜け出せないという問題提起)。その解決策の一つとして、教育を受けること、すなわちユネスコの教育によって世界の平和に貢献するという趣旨のお話を、映像を交えて分かりやすく語った。また続いて冨澤君は、気仙沼復興支援活動を通して学んだことを発表し、地元の人たちの忘れないでほしいとのメッセージを生徒たちに熱く伝えた。短い時間だったが、このような交流から中学生の心に、ユネスコの平和への願いが、少しでも届くことを期待したい。
後日中学生からお礼の手紙をいただいた。「自分にできることは何か、と考えることがボランティアにとって大切だと学びました。自分にできることで、社会の役に立てるように、世界や日本で起きていることに関心を持ち協力できることは協力していきたいです」(一部抜粋)。若い人たちの大地に根を張り幹を伸ばして成長している一瞬の素晴らしい輝きに触れることができ、私たちにとっても実り豊かな一時だったと思う。
事務局長 斉藤 真澄
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