目黒ユネスコ協会会員の皆さま、明けましておめでとうございます。
皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。
昨年、目黒ユネスコ協会は創立60周年を迎え、多くの方々からお心のこもった祝福を頂戴しました。今年は、第2次世界大戦終結70周年にあたります。ユネスコ活動は第2次世界大戦の灰塵の中から生まれました。「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」というユネスコ憲章前文の第2節は、戦後70年にわたってしばしば引用されてきました。しかしながら残念なことに、今日の世界に目を向けると、人の心を広く支配しているのは強固な「平和のとりで」ではなく、不信や猜疑心、冷笑や傲慢に過ぎないように思われてなりません。平和とは何でしょうか? 昨年ノーベル賞を受賞したマララ・ユスフザイさんは、一人の人間、1冊の本、1本のペンでも世界を変えられると主張し、世界中の人びとに勇気と感動を与えました。目黒ユ協の会員、特に青年たちに、平和とは何か、世界を変えるとはどのような意味かを考える1年となってほしいと願っています。
[投稿日:]