主催:目黒区教育委員会
主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
2015年7月1日(水)8:30~17:30
参加:69名(うち外国人21名)
昨年和紙がユネスコ無形文化遺産に認定されたことを受け、今年度の国際交流ひろば1回目は、和紙の里埼玉県小川町の埼玉伝統工芸会館と、今や海外でも人気の高い大宮盆栽美術館をバスで訪れた。
中国、台湾、フィリピン、タイ、ミャンマー、ネパール、ロシア、アルバニア、アメリカ、オーストラリアの方達も参加し、国際色豊かなツアーとなった。早朝の出発と悪天候にもかかわらず参加して下さった皆様に心から感謝する。約2時間のバスの中は交流タイム。自己紹介に続き、言葉遊びのクイズや歌で大いに盛り上がった。
工芸会館では和紙作りの説明の後、一人ずつ和紙の手すきを体験。職人の方に手伝って頂き、なんとかムラなくすき上がった。乾燥させた後、郵送してもらうが、自宅に届く1週間後が楽しみだ。また会館には雛人形、藍染、織物、釣竿等の埼玉の伝統工芸品の展示もあり興味をそそられた。
お待ちかねの昼食は花園フォレストでのビュッフェ。パスタやピザにたっぷりのスイーツを堪能し、お土産のお菓子もしっかり買い込んだ。大テーブルに陣取った一団は、国籍を問わず、英語や日本語を駆使しておしゃべりに花を咲かせていた。
雨も上がった頃、大宮盆栽美術館に到着した。係の方が盆栽の見方や歴史を説明して下さるのを聞き、素晴らしい盆栽の数々を見て、盆栽が芸術品であることを改めて教えられた。庭の盆栽も見事で、雨に洗われた緑が鮮やかだった。見学予定の1時間はあっという間に過ぎ、もう少し鑑賞したかったが、心を残して、美術館を後にした。
無事予定時刻の5時半に中目黒へ戻り、解散。今回も、参加された多くの方が積極的に交流を楽しみ、なかなか足を運べない場所を訪れ、日本の伝統的な文化に触れるというツアー内容にも満足されたようだった。この企画で国際交流にいくらかでも貢献できたとしたら幸いである。
交流 大前 眞理子
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