主催:目黒区教育委員会12-講演会1.JPG
主管:目黒ユネスコ協会
2015年11月5日(木) 18時30分?20時 
緑が丘文化会館 参加:32名
講師: 毛受(めんじゅ)敏浩氏 
公益財団法人日本国際交流センター 執行理事
 

冒頭に、国際交流の原点である「ユネスコ運動」をされている皆様に話が出来るのは、光栄である旨発言された。そして、本日の講演のポイントとして、人口減少のインパクト・移民受け入れを巡る誤解と事実・外国人と共生する社会への提言(多文化パワー社会)を挙げられた。
人口減少が加速化し、2020年オリンピック開催年に60万人減で、その後10年で1千万人減少となると予測されている。一方、少子化で公立小中高校が毎年4百校以上廃校となっている。そして、75歳以上の高齢者は、この30年の間に1千万人増える。これでは、国のカタチが変わり、日本人だけでは持続不可能となる。今が、最悪ではなく序の口で、これからジェットコースターが下降を始めるそうだ。
人口減少を乗り切るには、海外からの移民の受け入れが必須である。それでも、政府の対応は移民をタブー視し、女性と高齢者の活用で乗り切るとしていた。しかし、ここ1~2年は移民議論が活発化し、経団連会長も必要と言い出した。講師が主張されている移民政策とは、日本にとって望ましい外国人を、即ち親日国から段階的に受け入れるような安心できる仕組みを作る。例えば、韓国の市場テスト(雇用許可制)の採用。一方、人口減少は、日本人が現在享受している利便性をも失わせることになる。この点からも、バックアップとして移民受け入れが必要となる。ちなみに、ドイツでは7割が移民歓迎とのこと。
日本でも多文化共生については、ここ20年で全国自治体の30%が取り組んでいる。将来の日本のビジョンとしての「多文化パワー」社会を期待することとして、講師が最後に以下の通り述べられた。外国人の持つバイタリティ、ハングリー精神の潜在力発揮により、日本人も元気になる。そして、異文化により日本人が刺激を受け、閉塞感を打破し、上昇志向のチャレンジ精神も復活できる。

研修委員長 山本 一雄


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