主催:目黒区教育委員会 主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
2015年12月20日(日)14:00~16:00 緑が丘文化会館 参加26名
講師:内田裕之氏・小暮裕明氏(第1級アマチュア無線技士)他 横浜みどりクラブの講師陣
保護者の方々と共に第六研修室へやって来た子供たちは、これから始まる興味深い世界に、いずれも好奇心にあふれた目をキラキラと輝かせていた。
講師陣の紹介の後、早速電波の話に入る。私達の周りの空間は、無数の目に見えない電波が飛び交っている。先ずは、お馴染みの糸電話を使って、話す音声がピンと張った糸に振動を与え、それが離れた友達に伝わるという、目に見えない波を確認する実験で子供たちは納得顔。
室内の照明の灯りが目に見えるのは、光の波のお蔭。光の速度はどのくらいか皆分かるかなとの質問に、いとも容易く答える子供たち。普段から科学の世界に親しんでいることを窺わせる。そして、主題の電波を捕まえる「ラジオ」作りに挑戦して行く。
講師は、ハンダ付けをしたことがある子はいますかと質問すると、わずか数人だけが手を挙げた。初めてのハンダ付けは、なかなか手ごわい。緊張しながら恐る恐るこれをこなす。いよいよ、煩雑なハンダ付けや組み立て作業に入ると、講師陣がそれぞれの実験台について、丁寧に子供たちを指導していく。2時間ほど奮闘すると、皆それぞれに立派なお手製ラジオが出来上がった。期待に胸を膨らませて、音声が出ることを確認すると、室内は歓声にあふれた。
自分たちの手作りゲルマニウムラジオを立派に製作完成し、そこから実際に音声が出て耳に聞こえたとの達成感は、子供たちに小さからぬ夢と自信を与えたと信じてやまない。
広報 沓澤 逸男
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