2016年3月17日~19日  参加6名(うち青年会員3名)

目黒区の友好都市である宮城県気仙沼市を訪れました。今回の主な目的は、今後の支援活動について気仙沼市長や教育長との面談、目黒さんま祭りに招待した月立小学校の卒業式への参加、気仙沼と仙台のユネスコ協会との交流です。
私はこの復興支援活動の目的として"この震災をみんなが忘れないよう声掛けをしていく"という意識をもっていました。しかし市長は、「忘れないで、と(被災地側が)言うのはおこがましい」と語られ、被災地側の意見をなかなか聞けなかったのでとても価値ある一言を頂けたと思いました。
被災者が訴えたいのは大きく3つ。「1つは復興に尽力する人々と触れ合ってほしい、2つ目はこれから起こる震災にどう対応すれば良いか、防災について学びに来てほしい、最後は気仙沼のような田舎で暮らすことの良さを、もっと知ってほしい」とのことです。これを受けて、今後は被災地を忘れないための活動だけでなく、現地に行きたくなる様な活動も始めたいと思いました。
316kesennnuma2.jpg卒業式は、3人と少人数だからこその、とても心温まる式でした。一人ひとりが大きな夢を持ち、進んでいこうとする姿を見て、何らかの形でこれからも関わっていければと思いました。
最終日には仙台で、70周年を迎える仙台ユ協の青年たちと交流しました。民間ユネスコ発祥時の建物を見学し、これまでの活動について、今後の活動、どう連携していくか、など深く語り合い非常に有意義な時間を過ごしました。
3.11から5年が経ちました。震災が過去の物となり少しずつ忘れられていく中、未だに仮設住宅に住む方々、未完成の堤防等、復興にはたくさんの課題が残っています。目黒ユ協の一員として1つでも多くの課題を気仙沼の人たちと協力して解決していきたいと思います。今回、宿泊・食事・移動にご協力くださった被災当時の小学校校長小野寺先生や現地の方々に感謝し、これからも復興支援活動に尽力しようと思います。
     
青年会員 松尾 俊吾


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