主催:目黒区教育委員会 主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
2016年11月6日(日)9~16:30参加:43名(うち外国人21名)
穏やかな秋晴れの一日、近くて遠い東京の名所浅草界隈を散策した。当日は日曜日とあって普段以上の混雑が予想されたので、中目黒駅集合時に5つの班に分けそれぞれの班のリーダーのもと、外国人日本人が混ざり合った国際色豊かなグループでの行動となった。 地下鉄入谷駅から徒歩10分余りで藍染め工房「和なり屋」へ到着。お店の人から日本の藍や藍染め体験の手順等の説明を受けて順番に体験の開始。各自生地を選び創意工夫を凝らして輪ゴムで布を縛り次にエプロンと手袋を身に着け、布を染料桶につけて指先で揉み込む。布の輪ゴムを外し染め上がった作品を見せ合って、期待以上の出来栄えに皆さん大満足の様子。次の訪問場所は「江戸下町伝統工芸館」。ここは下町の風土の中で育まれ受け継がれてきた職人達の本物の手仕事が産み出す伝統工芸品を展示紹介している。当日は江戸指物師による見事な箱作りの実演を見ることができた。 参加者の交流会は昼食を兼ねて老舗釜めし屋「春」で行われた。釜めしやお吸い物は昔懐かしい優しい味付けで好評であった。交流会では外国人の参加者が日本語で一生懸命に自己紹介して微笑ましく、日本人の参加者からは「こんなに大勢の外国の人達と接する機会が得られてとても楽しい」という声が多かった。 午後は混み合う雷門、仲見世通り、浅草寺等を自由散策した。お土産を買う人、親しくなった人達で写真を撮り合ったり、観光気分を楽しんだ後、全員揃って水上バス乗り場へ向かった。心地よい隅田川の風に吹かれて、水上バスは浜離宮恩賜庭園に到着、ここで解散となる。
今回盛り沢山のプログラムにもかかわらず時間に遅れる人もなく、参加者全員終始和やかに交流を楽しんで、ユネスコ精神を実感する一日であった。ご協力頂いた全ての皆様に感謝したい。
交流 竹下 妙子
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