2年に一度のユネスコ美術展(11/23-27)が目黒区民ギャラリーで開催された。出展作品は、絵画・工芸・書・写真など小学生からプロの画家までという幅広く多種多様な作品が並んだ。どの作品も、その質の高さに驚かされたが、特に、気仙沼の小中学生の絵には、力強さがあり、着実な復興が感じられた。今回初めて招待した若い学生作家たちの絵は新鮮だった。文字を持たないモン族の歴史の伝承としてラオスの内戦を描いた大きな刺繍に目を見張った。
一つ一つの作品をじっくり観ると、その背後にある価値観とか、文化とか、その時々の歴史背景・想いなどを感じることができる。芸術には間違いなく人の心に届く何かがあり、平和への道に繋がる何かがあると思う。美術展の成功を嬉しく思うと共に、ユネスコ精神である平和への願いが次の世代に引き継がれることを願ってやまない。
広報 三分一 秀人
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