2017年3月4日(土)10:00~12:00
青少年プラザ 第2レクホール 参加 21名
講師: 岩崎有一氏 ジャーナリスト・大学講師
初訪問後20年来、アフリカは、距離的だけでなく遠い地になってしまっているとずっと考え続けてきたのでそれをお伝えしたいと語られた。本来はアフリカの各論を詳細に話したいが、今回は鳥瞰するスタイルで進められるとのこと。
1.アフリカの首都はどこ? 55カ国の地域なのに、一くくりにアフリカとして扱われる。テレビ番組、活字の影響。
2.アフリカは危ないんでしょ? 25カ国訪問したが、怖い思い・困ったこと皆無。
3.紛争ってあるじゃない 退避勧告が出されているのは、リビヤ、南スーダン等4カ国のみ。
4.あんまり暑いのはチョット 30度超えるところ少ない。日本の初夏位。
5.槍を持った人に襲われないの? 実際探すのも困難。裸に近い生活をしている人を見るのも極めて難しい。
6.ライオンはいるでしょ? 北海道でヒグマに会う確率より低い。アフリカ住民でも、大型野生動物を見るケース少ない。
7.猿や毛虫を食べるのはチョット 日本人がイナゴを食べるように、西アフリカで毛虫を乾燥させて食べる程度。
8.アフリカの言葉を話せないからコミュニケーション難しそう 2?3千の言葉があるが、公用語は旧宗主国の言葉(英、仏)。
9.貧しいところが多いんですね 一人・1日・1ドルの質素な生活だが、困っていることもないし、学校にも行けている。
質疑応答では、(1)中国の関与について/中国製の日常品なしにアフリカの生活は成り立たない。(2)スマホ等の普及は/携帯を持っていない人はほとんどいない。ショートメールのやりとり多い。
最後に、アフリカの魅力は、「現地人の穏やかな人柄・アフリカの多様さ」と「あなたの問題は、私の問題として、どこへ行っても必ず誰かが助けてくれること」であると締めくくられた。
研修委員長 山本 一雄
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