主催:目黒区教育委員会
主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
2017年6月23日(金)8:30~18:30
参加79名(うち外国人24名)
今年度の「国際交流ひろば」は、2014年、世界遺産に登録された富岡製糸場の見学と二百十数年前から高崎市(旧豊岡村)で作られている高崎だるまの絵付け体験を実施した。
チラシや区報でのお知らせで、外国人、日本人合わせて160名もの応募があった。抽選で当選した方が、『私は、一年間の幸運を全部使ってしまったのですね』と喜びを語っていた。
富岡製糸場までは、約2時間半。バスの中は、自己紹介やゲームや歌、同席の人とのおしゃべりで和やかな雰囲気に包まれていた。製糸場内では、国宝や重要文化財でもある建物の数々をガイドの案内で見学した。『テレビ等でも観ていたが、実際に見学して歴史の重さを実感した』『維新後の日本経済を支えた背景が理解できた』との感想と共にもっとゆっくりと見たかったとの声も頻り。
ホテルでの昼食後は、高崎市に行き、工房でだるまに髭と目を描き入れた。初体験の人も多く、願いを込めて真剣に絵筆を動かした。また、たくさんのだるまが奉納されている少林山達磨寺が近くにあるので拝観した。本堂までの『階段はきつかったが、登りきって清々しい思いがした』と笑顔。
目黒区教育委員会から委託されて、毎年、計画されている「国際交流ひろば」は、今年で30年目を迎えた。日本文化の紹介と人々との心の交流をテーマとして、歌舞伎、能、狂言等の鑑賞や相撲観戦をはじめ様々な体験、見学のプログラムが織り込まれてきた。
今回も『忘れない一日です』(中国の人)、『People were friendly and the places were very interesting』(ルーマニアの人)等々の感想が多数寄せられている。
大勢の皆様のご協力のお陰で無事にツアーを終えることができ、感謝している。
交流 久富 美智子
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