2018年9月15日(土) 17:00~19:00 歓迎交流会 目黒区庁舎1階食堂
2018年9月16日(日) 11:00~ 目黒区民まつり(SUNまつり)田道広場公園
今回の出演は、400年の歴史があり県の伝統文化財にも指定されている「松圃虎舞」である。総勢45名が15日早朝、現地を出発し高速バスで8時間かけて到着、当協会主催の歓迎交流会に臨んだ。相良会長はじめ、青木区長、尾﨑教育長他から歓迎の挨拶があり、中井小の横山校長と保存会会長からは招待へのお礼が述べられた。会場には原町小和太鼓保存会の子供たちも参加し、和やかな雰囲気の中ナイアガラのカレーや会員によるインドネシア料理、フルーツなどがふるまわれた。歓談の合間には保存会による地歌や篠笛が披露され、手拍子で盛り上がった。
翌SUNまつり本番。「松圃虎舞」は小学生から大人まで、笛や大小太鼓合わせて30余名による打囃子だ。きびきびした掛け声や息の合ったテンポの良い撥さばきで、松囃子や大漁節など7曲を披露していく。メインの“虎舞”は本来12mもの大梯子に登って演じるのだが、運搬が難しく地上での演舞となった。最後の“海潮音(みしおね)”は、例年「気仙沼港まつり」で必ず演奏され、地元で愛されている打囃子。市内30もの団体が港湾をぐるりと取り囲み、総勢800名で太鼓を打ち鳴らす。背後には、ねぶたも展示され花火も打ち上げられると聞くと、その大迫力に想いを馳せ、旅情が掻き立てられた。保存会のメンバーには、震災後全国各地からボランティアとして来訪し、そのまま地元に移住した青年も参加しているそうだ。力のこもった打囃子と勇壮な演舞に、会場からは大きな拍手が送られた。
広報 林 多香子
★皆様に感謝
震災以降、気仙沼の皆様から、「決して忘れないで下さい」と言われた言葉でここまで続けてきました。7回も無事に終えられたこと、皆様のご協力のお陰だと思います。この場をお借りしてお礼を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
また来年も頑張って続けますのでよろしくお願い申し上げます。
副会長 宮下 晶子
松圃虎舞保存会 梶原幸博様より寄稿
この度は、貴重な機会を頂戴いただき、ありがとうございました。交流会では子どもたち同士が打ち解けて話したり遊んだりする姿を見て「もう少し、話せる時間が…」「お互いの演奏を見る機会があったら…」と。それも、お作りいただいた時間と空気の暖かさがあったからこそ、出た欲なのだと思います。
SUNまつりは、観客の表情が見て取れる距離。緊張感の最中、観客の表情に笑顔が溢れていたのを、しっかり見ていた子どもたち。自分が郷土芸能に携わり、その芸能が人を笑顔に出来るものなのだ、と感じて帰って来られたと思います。この経験を糧に、保存会に参加する子どもたちとも、元気に活動を続けて参ります。ありがとうございました。
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