2018年9月27日(木) 13:30~15:30 
青少年プラザ6階 第1レクリエーションホール(中目黒スクエア内)
主催:目黒区教育委員会
主管:NPO法人目黒ユネスコ協会  参加:46名

講師:マリア・ジュラフスカ(Maria Zurawska)氏  ポーランド大使館1等書記官&広報文化センター所長

ポーランドは中欧に位置し、首都はワルシャワ、EUとNATOの加盟国で、リトアニア、ロシア、チェコ、スロバキア、ドイツ、ウクライナ、ベラルーシに隣接する共和国である。
1918年に独立を回復するも、それまでの戦いでソ連各地にいたポーランド人が迫害の危機に迫り、1919年に国交を結んだばかりの日本は、人道的な見地から救済に乗り出した。1920~1922年、シベリアのポーランド孤児約800名が、日本赤十字社の迅速な救助によって福井県敦賀港に無事上陸し、温かく迎えられ、無事ポーランドに帰った歴史がある。この時のことを日本映画「ワルシャワの秋」はとても感動的にうまく描いてあるという。
今年2018年はポーランド独立回復100年であり、来年2019年は日本とポーランド国交樹立100周年の記念すべき年になる。(それに向けて本年7月河野外務大臣が訪問) 
また14の世界遺産のうち、美しいワルシャワ旧市街、ポーランドの京都といわれる古都クラクフ、ヴィエリチカの岩塩抗、アウシュビッツ強制収容所も紹介。 
通称「マンガ館」(正式名称 日本美術技術博物館)は浮世絵など日本の素晴らしい文化芸術を所蔵している。 有名人としては、ヨハネパウロ2世、コペルニクス、キューリー夫人、アンジェイワイダ、そしてなんといってもフレデリック・ショパン。ショパンコンクールを一番愛しているのは、日本人とポーランド人であり、それは感性が似ているから、と仰る。
19世紀後半長崎で布教活動をしたマクシミリアン・コルベ、サハリンに流されアイヌの女性と結婚し、世界にアイヌ文化を紹介した、ブロニスワフ・ピウスツキと、弟で初代首相ユゼフ・ピウスツキがいる。
 第2次世界大戦時、日本人大使杉原千畝がリトアニアとポーランドのユダヤ人数千人を救った命のビザのエピソードも有名だ。特筆すべきは尽きないが、講演後もポーランドに造詣が深い、アカデミックな質問が相次いだ。
最後にポーランド大使館の方々が用意して下さったジャム入りドーナツ「ポンチェキ」が全員にプレゼントされ賞味、最高に美味しく優しい味がした。

広報 山田 峰子


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