主催:目黒区教育委員会 主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
2018年10月22日 8:30~18:30 参加79名(うち外国人28名)

早朝から雲一つない晴天に恵まれ目黒川舟入場を出発。首都高速に入るとすぐ雪をかぶった富士山が正面に見え皆で大喜び。
東名高速、小田原厚木道路を経て、小田原からは国道一号線で箱根町へ、そして杉木立の東海道を少し下ると、その脇に日本最長の大吊橋「三島スカイウォーク」がある。全長400メートル、高さ70メートルの橋の上からは駿河湾や緑色の原生林と、その奥に見える雄大な富士の姿が美しい。ここでは皆カメラに夢中で、バスの中で知り合った人達が写真を撮りあっていた。
 昼食は伊豆フルーツパークで地元産の「しらす釜まぶし御膳」を食した。土産物売り場では両手に袋を抱えた日本語教室学習者達の笑顔が微笑ましかった。
又、敷地内の農園は甘いみかんの香りが心地よく、お喋りをしながらも思う存分口にすることが出来た。
 韮山反射炉は伊豆縦貫道路を下田方面へ20分の江川英龍・息子の英敏の2代で完成させた大砲製造工場である。現在は修理、補修工事を重ねてきた連双2基4炉が残っている。そこでは初めにガイダンスセンターで反射炉の構造や真っ赤な銑鉄が溶鉱炉の内部を流れていく様など当時の状況を迫力ある映像で見ることができ、良く理解することができた。
外ではガイドの説明があり、ユネスコの世界遺産としての資産範囲の話など皆、熱心に聞き入っていた。
 そこから程近い場所にある江川邸は代官屋敷であり、江川氏の住居でもある。現在は国の重要文化財に指定されている。
最初に広い土間に入ると、12メートル余りの吹抜けの先に見える小屋組の架構とその構造は美しく、見る人を圧倒させる程である。又、邸内には米蔵・武器庫などの建物もある。そして珍しい宿り木や「パン祖の碑」の前では記念写真を撮る人達もいた。
帰りのバスの中では、ユネスコの世界遺産をテーマにしたクイズなどで楽しむことができた。
アンケートには「中身の濃いバスツアーを楽しめた」「外国人とも知り合いになれた」「It was a very nice tour, well organized ,nice people」等々嬉しい回答をいただいた。
事故もなく無事に帰ることが出来たことは皆様の協力があってのことと感謝している。

交流委員会 谷澤 眞知子


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