2019年10月9日(水)8:15~20:00 参加:82名(うち外国人40名)
主催:目黒区教育委員会 主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
今年も天気に恵まれ大型バス2台で一路日光に向かった。車中では交流の第1歩として全員が自己紹介をし和やかな雰囲気となった。最初の目的地は田母沢御用邸記念公園で、この御用邸には大正天皇をはじめとして3代の皇族方が静養地として利用され、その日本庭園の美しさに魅了された。
その後、昼食のレストランへ向い朱塗りの器に盛られた各種のゆば(湯波)をいただき、外国の方には珍しかったようで話が弾んだ。
次に訪れた輪王寺では三仏堂に入ると黄金に輝く大きな三体の仏様が私達を迎えてくれ、それぞれに願い事をしていた。その後、徒歩で日光東照宮へ向かった。東照宮の象徴は陽明門、別名「日暮らしの門」と言われていて数多くの彫刻がされており、それぞれに意味がある。例を挙げると獏の彫刻である。獏は夢を食べる動物で、戦いのない平和な時代にのみ生息すると言われている。この門に獏が彫られたのは平和な世を願った徳川家康の願いを表したものと言われている。又、有名な眠り猫、「見ざる言わざる聞かざる」の三猿の前では皆、興味深げに見上げ写真を撮っていた。杉並木を歩いて次に訪れたのは二荒山神社で境内には大杉と湧き水があり、生命の根源である霊水で喉を潤した。 おみくじを引いた外国人はその意味をそばにいる日本人に聞いており、ここでも異文化交流が出来たのではないだろうか。英語と日本語の現地ガイドを頼んでいたので詳しい説明を聞き、歴史上の先達の偉大さを知ることも出来た。参加者の協力のおかげで楽しく充実したツアーとなったことをスタッフ一同、感謝しています。
交流委員 鈴木 明子
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