2019年10月6日(日)14:00~16:00 鷹番住区センター
主催:目黒区教育委員会 主管:NPO法人目黒ユネスコ協会
参加:小中学生20名 保護者14名
講師:東京地下鉄株式会社企業価値創造部員

教室に入ると、レゴ社製の細かい部品・小さな四角い箱・タイヤ・ロボットの足・コードそしてアイパッドが各自用に置かれていた。指導員に「この四角い箱は何ですか?」と私が尋ねると「アイパッドから指令を受ける頭脳部分です」との事??何やら高度なものが並んでいるが、小学生に出来るのかしら?と不安がよぎる。
「今日は火星探索ロボットを作ります」の講師の合図で子供達はアイパッドのボタンを押し、右から左へ指をスワイプして組み立てマニュアルを見ながら、黙々とロボットを組み上げる。早い子もいれば遅い子もいるが皆手際はよい。出来上がると電源を入れて待つ。皆揃ったところで、再度アイパッドを立ち上げモーターマークを出す。中央にスタートボタンが出るがまだ押してもロボットは動かない。「なぜ動かないのでしょうか?」と講師。すかさず子供の一人が「プログラミングが出来てないから」と答える。アイパッド画面の下部のステアリング(舵取り)部分の前進・後退・左右・速度等をプラスやマイナス数にそれぞれ設定、スタートボタンの右横へドラッグ&ドロップして順に並べプログラミングを完成させる。さてロボット探査機はどう動くのだろうか?後席床面に用意された宇宙図の上を走らせてみよう。
子供達は、探査機が地球から火星まで行き着く様にと動かしては見るがなかなか上手く行かない。その都度プログラミングを修正し何度も何度も挑戦。最後は、順番に探査機の動きを発表。惜しい状況とか着陸成功の度、会場内には歓声が響き渡った。
私の子供達への危惧は完全に覆され、ロボットを柔軟に扱う未来の科学者像が見えた授業であった。

広報 篠田 啓子


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