本年は広島長崎被爆75周年の節目の年です。目黒区では、昭和60年に平和都市宣言をしました。その後毎年区内の小・中学生20数名を平和教育として広島に派遣しています。その折、目黒ユネスコ協会として集めた千羽鶴を派遣した子供たちに原爆の子の像に捧げてもらっています。今年、目黒区は新型コロナウイルスの影響で、残念ですがこの事業は中止にしました。目黒ユ協としては今年も皆様や子供たちに平和の思いを込めて折っていただいた千羽鶴を広島市に送りたいと思います。
皆様ご存じの通り、目黒ユ協が出来た昭和29年の創立メンバーに「広島平和の鐘」を作られた香取正彦氏がおられました。毎年8月6日の広島平和式典で香取先生の鐘が子供たちに突かれ鐘音が鳴り渡ります。目黒区も香取先生から寄贈された広島と同じ鐘が区民センターの庭にあり、やはり8月6日に鳴りひびきます。
目黒ユ協には目黒区に貢献され名誉区民になられた方が3人もいらっしゃいました。香取正彦氏(人間国宝)、加藤いさ子氏(目黒ユネスコ協会元会長)、亀ヶ谷了氏(寄生虫会館設立館長)。皆様世界平和や目黒区の進める文化の薫り高い街づくりに貢献された方たちです。この先人たちの志を忘れてはいけません。時代が変わりボランティアの考え方も少しずつ変わってきていますが平和の思いは皆様変わらないと思います。今は新型コロナウイルスによる自粛生活で閉塞感がありますが、どうぞ負けずに頑張りましょう。平和を希求するユネスコの名のもとで次世代の子供たちのために。
★鶴を折る紙は、包装紙とか、広告の紙でも構いません。7.5センチ角の紙で折っていただき封筒に入れ五本木小学校内事務局あてに送ってください。(4P参照)
副会長 望月 昇
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