NPO法人目黒ユネスコ協会 会長 爲季 繁

去る5月23日、令和3年度第2回理事会において、会長に互選されました爲季でございます。
未熟者ではございますが、宮下前会長のあとを受けて、会員及び役員の皆様のご指導・ご協力を頂きながら任務を全うしたいと思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
現在、世界では新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収まっておりません。東京も3回目の緊急事態宣言が6月20日に解除されたもののリバウンドが懸念され、まん延防止等重点措置に移行して現在に至っております。ワクチン接種も進んでいますが、当面これまで通り、外出自粛、マスク着用、手指消毒、3密回避などの感染予防対策をしながらの生活が続きます。
コロナ禍で、私たちのユネスコ活動の多くが対面を前提としていたことを改めて再認識させられました。協会の会議等が制約され、また苦労して企画・準備した多くのイベントなどが、キャンセルを余儀なくされました。
このため対面でない活動方法を模索して、チャリティコンサートに代わる「めぐろルンルンライブ」をオンライン配信し、また日本語教室では、学習者の要望に応えてオンラインレッスンを始めました。協会のHPに「ユネスコチャンネル」を新設し、「こどもまつり」に、地元目黒区小学校のクラブ活動の発表や在京ミャンマーの子どもたちのご挨拶など、沢山の元気な笑顔を載せています。東日本大震災から10年、気仙沼市との支援・交流活動を振り返り、現地の小学校などからの感謝の映像も心に響きます。ぜひ一度ご視聴いただければと思います。
コロナ禍収束の決め手のワクチンが、高齢者から順次接種が進んでいます。できるだけ早く多くの人々が接種を完了してコロナ禍がおさまり、我が国の経済社会が回復するとともに、対面も含めたユネスコ活動が少しでも早く再開できることを願っています。
私どもの活動は、地道ながらもたゆまず継続し、ユネスコ精神の普及を通じて国際交流や国際理解を進め世界平和の実現に多少なりとも貢献すること、そして芸術文化活動を通じて地域文化の発展に貢献することを目指しています。
協会の良き伝統を受けつぎ、デジタル技術も活用しつつ、会員の皆様の熱意を結集して、現在のニーズに対応したユネスコ活動を楽しく進めて行けたらと考えております。よろしくお願い致します。


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