目黒ユネスコ協会 会長 爲季 繁
サクラ、ツツジ、チューリップと花の季節を迎え、いよいよ春本番となりました。
テレビなどでは、ロシア軍の侵攻によるウクライナの惨状が連日伝えられ、心のふさがる毎日です。世界平和の実現に寄与することを目的としている目黒ユネスコ協会としては、誠に悲しく残念で、一日も早い停戦と和平実現を心から願っています。この件については、当協会のHPに下欄のメッセージを載せています。
さて、東京のコロナ感染者数は、オミクロン株のため第6波がピークを過ぎたとはいえまだ高い状況が続いています。昨年度は計画したものの実施できなかった活動が多く、誠に残念に思います。4月から始まった令和4年度の活動を考えると、コロナ禍が次第に落ち着き、年度中頃にはマスクなど感染対策を取りつつも対面での各種活動が可能になるよう期待したいところです。
この機会に、コロナ禍だからできないという発想に替えて、コロナ禍だからこそ出来ることを探してみるのはどうでしょうか。同じものを見ても景色が変わって見えるかもしれません。
例えば、日本語教室のオンラインレッスンは、コロナがなければ考えもしませんでしたが、学習者の意欲に押されて始めてみると、会場へ出かけなくてもできますから、遠い人や海外にいる学習者も容易に参加できるメリットがあります。また、こどもまつりも2年続けてのオンライン配信になりましたが、見ようと思えば誰でもいつでもHPのユネスコチャンネルで見ることができますので、現代の社会情勢にマッチした活動形態だといえるのではないでしょうか。なお、私自身、オンラインで開催された日本ユネスコ協会連盟の評議員会などにも参加しましたが、便利だと感じました。
当協会の色々な活動について、簡単ではないかもしれませんが、会員皆様のお知恵とお力をお貸し頂いて、コロナ禍でもできる道も探していきたいと思います。会員みなさまのご協力とご尽力をお願い申し上げます。(了)
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