目黒ユネスコ協会は、長年に亘って、多種多様な支援活動(※)を行っている。その一つに、海外の子ども達への教育支援を20年以上継続しているのが、『(公財)民際センター』が主催する「ダルニー奨学金」への協力である。「ダルニー奨学金」ついては、一昨年の1月号(350号)にも掲載させていただいている。
今年度、支援している2名の生徒は、タイのローイエット県パトウムラット郡にある小中併設校(全校123名)に在籍し、2人とも中学3年生である。例年と同じく、「民際センターから」は、学校名、生徒名、生年月日、身長、体重、家族環境が記載されている「ダルニー奨学金証書」と共に、生徒の全身写真と生徒が答えたアンケート用紙が送られてきた。
MACKさんは、数学は苦手だが、健康で体力には自信がある。将来は進学して、整備士の仕事を学び、ローイエット県で就職したいとコメントしている。
PANさんは、国語が得意で、社会・宗教・文化に関心がある。中学校卒業後は、高校への進学を希望しており、卒業後は、ローイエット県での就職を望んでいる。
この国際教育支援は、団体を通してではあるが、支援している生徒本人の姿を垣間見ることができる。希望すれば、生徒との文通も可能である。経済的に厳しい状況に置かれながらも真剣に学ぼうとする子ども達を今後も応援していきたい。
事務局長 久富 美智子
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