2023 年 9 月 3 日(日) 青山学院大学(17 号館 本多記念国際会議場)
主催:日本ユネスコ協会連盟/関東ブロック・ユネスコ連絡協議会/東京都ユネスコ連絡協議会
特別講演 講師:コシノジュンコ氏 参加:432 名(目黒ユ協会から 11 名+トキワ松学園生徒 4 名参加)

7 年ぶりの東京開催となった 2023 年度の研究会は大きな会場が満席となる大盛況だった。目黒ユ協からは爲季会長、望月・齊藤副会長、久富事務局長含め 11 名、他にユネスコスクール校の生徒4名が参加した。当協会の広報委員5名は、ご来客対応のボランティアを務めた。
開会式では、文部科学省国際統括官日本ユネスコ国内委員会事務総長 渡辺正美氏、渋谷区長 長谷部健氏、青山学院院長 山本与志春氏他の来賓の皆様から、東京開催への温かい応援の言葉を頂戴した。
引き続き、コシノジュンコ氏の特別講演「ファッションの持つエネルギー」が始まった。1970 年代からの自身のコレクションやファッションショーの写真をスクリーンに映しながら、その時々のエピソードやコンセプトなどを披露し、日本の在り方を衣装で見せたいという文化交流の気持ちを大切にショーを作られてきたことが語られた。ファッションとは、知識や遊び心、現状判断の完成形であり、「答えはないが結果は出る」。今は夢、明日は歴史になると、何もないところから全員でショーを作り上げる姿勢など、硬い信念には心が動かされた。
最後には、現在大切にしている「かきくけこ」を教えていただいた。「か」は感謝、「き」は希望、「く」はくよくよしない、「け」は健康、「こ」は行動する、である。これが今なお現役で活躍されているコシノ氏の源となっている。
その後、分科会(①異文化理解・国際交流、②世界遺産・未来遺産、③科学・環境、ユネスコスクール)では、提案者の発表と活発な質疑が行われた。
閉会式では、分科会報告後、青年評議員会報告・青年活動報告もあり、若い方々のしっかりとした活動報告を伺い、次世代の担い手が少なくなったと聞いている中でもユネスコの信念は確実に引き継がれていると感じた。最後に次年度開催地挨拶で、茨城県ユネスコ連絡協議会から、日程と会場が発表された(2024 年 10 月 12 日(土)つくば国際大学/土浦市)。地元の PR とともに、「茨城でお待ちしています」という明るい声で締めくくられた。
交流会(参加:123 名)は、レストランシノノメ(旧青学会館)に会場を移し、洋食とフリードリンクで歓談のひとときを、楽しんだ。 

理事 遠藤 裕子


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