日時:2023年11月22日(水)~26日(日) 場所:目黒区美術館区民ギャラリー

ようやく木々の梢も色づいて秋の深まりを感じられるようになった清々しい晩秋、目黒ユネスコ美術展が5日間の日程で開催されました。 「美術(芸術)は、如何に平和に貢献できるか」を命題に57回目を迎えた本展覧会は、目黒ユネスコ美術作家、ユネスコ会員による絵画、陶芸、絽刺し、書、写真、ガラス工芸、ユネスコ美術教室の作品など幅広いジャンルの作品が出品され、見応えのある展示となりました。 そして、会場の半分には、ユネスコスクールでもある気仙沼中井小学校、目黒区のユネスコスクール五本木小学校・トキワ松学園中学校高等学校、目黒区の子ども達の作品もたくさん並びました。
今回、ウクライナ募金への返礼として送られてきたウクライナ難民の方達の手作りのミサンガを差し上げる形でさらに募金を募りました。同時にウクライナの子ども達の作品の展示も企画したのですが、流石に現在の情勢ではそれは叶わず、ビエンナーレ開催となった本展覧会の2年後にそれを実現したいとの強い思いを抱きました。
 今だに戦争や紛争が絶えない世界の現実に胸が痛みます。平和な日本の伸び伸びとした子ども達の作品を見て、美術を通して平和な世界を未来を担う子ども達に手渡す願いを改めて感じる展覧会となりました。 

ユネスコ美術展実行委員長 鈴木 純夫


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