2024年6月5日(水)10:00~15:00 日本ユネスコ協会連盟本部、担当者:海外事業部 水木茉里奈 氏

私達広報委員は、全国から、寄せられた書きそんじハガキ・切手の整理の手伝いに日本ユネスコ協会連盟に出向いた。金額別に分類された切手をシートに貼る作業は、難しくはないが根気のいる仕事で、切手の山はなかなか小さくならなかったが、皆さんの善意の山、大きければ大きいほどやりがいがあるというものだ。この収益は日本ユネスコ協会連盟の重点的な活動のひとつである、「世界寺子屋運動」の資金として使われることになる。
そして、寺子屋運動の最近の現状について、海外事業部・水木様よりお話を伺った。カンボジアとアフガニスタンには現地事務所があり現地住民により運営できるまでに成果をあげていて、カンボジアには更にひとつ寺子屋を増やすことができたという。一方、アフガニスタンではなおも残る女子教育と女性就労の制限のため、支援できるのは男性の職業訓練のみという厳しい状況だそうだ。ミャンマーでは、軍事政権により安全が確保されていない中でのユネスコ活動は難しく、バングラディシュへ逃れたロヒンギャの人々などの識字・職業訓練をしている。また、ネパールでは家庭内識字クラスとして、識字教室での学習を子から母へ、母からは伝統知識や技能を子へ、という母子相互の教育を進めていて、それにより母親が児童婚の問題や進学支援などへの知識を得られているという。日本国内では、貧困児童への支援に向け「U-Smile事業」を立ち上げたそうだ。      

広報 鈴木やよい


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