今年度から日本語学校教師には、国家資格取得という厳しい条件が加えられた。その一方地域で開いている多くの日本語支援グループでは、ボランティアに対してそれ程厳しい資格は求められていない。とは言え、ボランティアとして支援に当たる場合には、日本語を母語としない学習者に、どのような説明をしたら分かりやすいかを心得ていることは、とても大切なことだ。本講座は、この様な観点から開講している。今回の講座には、既にボランティア団体で日本語支援活動をしている方、全く経験のない方と募集定員を超える33名が参加された。12回の指導法講義受講、工夫を凝らしての実習を経験し、緊張あり笑いありのとても和やかな講座となった。 受託事業としての15回の講座では、初級日本語の半分ほどの指導法講座に留まる為、今年度は 本講座終了後、目黒区国際交流協会と目黒ユネスコ協会共催として、引き続き10回の講座開講を予定している。このような講座を受講した方々が、在住外国人数11,000人を超える目黒区や、それぞれの地域でボランティアとして、今後活躍なさることを期待している。
日本語教育事業担当 加藤 光子
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