主催:エコライフめぐろ推進協会
日時:2025年6月28日(土)会場:中目黒GTプラザホール13:30開演
講師:渡貫淳子氏(第57次南極地域観測隊調理隊員)・他 参加:80名
セミナーの講師は、一児の母でありながら、1年4か月間、南極観測隊に参
加し、全うされた渡貫淳子氏。時々笑いやクイズを交え、興味深い話にあっとい
う間に時間が過ぎていた。
日本から1万4000キロ離れ、日本の37倍の面積を持ち、地球上の90
%の氷で覆われた、人工物が皆無の世界。夏の平均気温はマイナス1度、冬の平均気温はマイナス20度、過去の最低気温はマイナス45.3度にも及ぶ。厳しい生活の中で、求められるのは極限まで徹底したエコライフだ。食料を運べるのは年に一度だけ。フードロスの対策、ごみの制約(生ごみは乾燥させて対処)、排水の制約など徹底した管理が要求される。そのような環境下で、「普段の食事がいかに大切か」「食べることがモチベーションに与える影響」「食べることで生まれるコミュニケーション」など食事がいかにメンタルに直結するかの気づきがあったそうだ。昨今の地球温暖化は、深刻で人命を脅かす状況だ。エコは地球環境と資源を守るための取組として今後益々重要になるだろう。日常の生活の中で我々一人一人ができること、渡貫氏の講演から大きなヒントをいただいた。
広報委員会 白岩 葉子
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