イタリア語初級講座は、週に一度訪れる「別の世界への扉」。ナポリ出身のピエトロ先生の明るいイタリア語が優しく響きます。この講座は「学びの場」であると同時に小さな旅です。
ピエトロ先生は、一人ひとりの名前を呼びしっかり話しかけてくれます。文法が違ったり不自然だったりしても、先生は丁寧に、そして少しユーモラスに直してくれます。そのやり取りの中で、イタリア語は「単なる知識」ではなく、「誰かとつながるための温かな手段」であり、新しい世界の扉を開くことだと実感します。
授業では、イタリアの文化の話がよく出てきます。カフェでの注文、レストランでの会話、地方ごとの料理の香り。先生が語るイタリアの風景はどれも鮮やかで、行ったことのない街の匂いまで感じられ、笑いながら共有する時間には、教室全体がひとつの旅の仲間になったような心地よさがあります。
受講者の目的は本当にさまざまです。留学・旅行・お孫さんとイタリア語で話したいご夫婦もいます。年齢も背景も違うのに、同じ言葉を学ぶというだけで、自然に心が近くなる不思議さ。教室には温かい空気が流れます。一年以上通い続けて、学びたい気持ちはむしろ強くなるばかり。イタリア語を通して広がる世界が、まだまだ先に続いています。
お世話人 平野こずえ
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